結婚式でのスピーチ!友人代表のテーマ作成のポイント
一口に結婚式での友人代表スピーチといっても、様々な交友関係の立場や歴史などがありますので全てを網羅する事はできません。しかしそれぞれが違うといっても、立場などが違うだけで、結婚式でのスピーチの基本とポイントはあまり変わることは無いのでお役に立てるはずです。
結婚式の友人代表としてスピーチを依頼された場合、高校の同級生なら高校時代の友人としての思い出や現在の趣味などでの友人であるなら、その種の新郎または新婦の一面などをテーマに結婚式スピーチを考えます。とくに幼少時代の頃からの友人の場合は、現在の新郎(新婦)からは想像できないエピソードがあるもので、これを話題にして人柄などを語ると、興味ある内容の結婚式スピーチになります。
新郎新婦から年の離れた年長者の場合は、エピソードにこだわらず、新出発のはなむけの言葉として処世的な話題でも良いでしょう。自慢や説教染みた話は当然タブーです。
また、町内の知己や両親の友人という場合、司会者の簡単な紹介では列席者に関係がはっきりわからない場合がありますので、結婚式スピーチでの2の【まくら】の部分で新郎(新婦)との関係を述べると良いと思います。
結婚式友人代表スピーチの基本的な流れ
結婚式友人代表スピーチの例文は次項で紹介しますが、その前に結婚式での友人のスピーチの主な流れと解説をします。
1.【祝いの言葉】
型どおりに祝辞を述べます。この場合、新郎新婦両方に祝辞を述べなくても失礼になりません。新婦と友人であるなら新婦にだけ祝辞を述べて良いです。また、呼び方ですが、よっぽど失礼なあだ名で無い限り、普段の呼びかけどおりの愛称で結構です。その場合、列席者にお断わりを述べます。
2.【まくら】
一言二言でテーマに流れをつくるための序章です。4の【展開】が長引く場合は省いてもOKです。
3.【テーマ】
友人としての結婚式スピーチの主題です。あらかじめ語っておく事で聞き手が話を理解しやすいです。とくに他の方がわかりづらい話の場合、まずテーマを語っておく事で、聞き手の関心を引くことができます。
4.【展開】
友人としての結婚式スピーチの【テーマ】にそって話を具体的に展開します。スピーチの軸であり重要な部分です。普通はエピソードを紹介することが多いです。
5.【くくり】
話にまとまりをつける部分です。テーマをふたたび強調したり、新郎(新婦)の人がらなどを改めてアピールしたりします。
6.【結びの言葉】
型どおりの表現で良いので、新郎新婦の幸せを祈り、結婚式のスピーチをくくります。長いと締りが悪くなりますので、短めにスピーチをします。
結婚式スピーチ(友人)の例文
それぞれの立場での結婚式スピーチの例文は出し切れませんので、ここでは新婦側の幼友達としての結婚式友人スピーチを紹介します。(例文では新婦を「恵」という名にします)
1.【祝いの言葉】祝辞と自分の気持ちを述べる
恵さんご結婚おめでとうございます。3つ4つの時分からずっとお友達としてお付き合いいただいてきましたが、こうしてご結婚となると、ちょっと遠い世界へ行ってしまうように思えて、本当のところ、少し淋しい気持ちでしたが、今こうして幸せそうな笑顔を見ていると、こちらの勝手な感傷なのだと感じました。新しい門出を心よりお喜びしております。
2.【まくら】つきあいの長さと幼い時代の新婦を語る
恵さん。いえ、普段通りの愛称で呼ばせていただきます。メメちゃんと私は幼稚園からの幼友達で、高校まではともに同じ学校でした。たくさんの思い出はありますが、とりわけ幼い時分のメメちゃんは、決して遊び仲間といさかいをしない、素直で可愛らしい女の子として強く印象に残っております。
3.【テーマ】善意と素直さの子
現在のメメちゃんを見てもわかると思いますが、幼い当時から、本当に善意の塊といった、素直で美しい心の持ち主でした。
4.【展開】幼い時代のエピソードを紹介し、新婦の人柄を強調する
この話は、今でも心に残る私の思い出の一つです。小学校一年か二年の遠足での出来事です。
みんなでにぎやかに昼食をすませ、お楽しみのおやつの時間のときです。私達がいつものように一緒に食べようとしていたとき、メメちゃんがスクっと立ち上がり、駆け出しました。『どうしたんだろう?』と私も後を追っかけてみると、転校してきたばかりの女の子がシクシクと泣いていました。どうやらお菓子を全部地面に落としてしまったようなのです。
メメちゃんは優しくなぐさめ、一緒にお菓子を食べようと誘いました。でもその子はとても内気な子でずっと泣いたままなのです。私は困ってしまい先生を呼びに行こうとしたのですが、メメちゃんは『このお菓子、わたしいらないからあげるね』と、そっと横にお菓子をおいていっちゃったんです。その後、私のお菓子を半分あげるとメメちゃんに言っても『わたし本当にお弁当でお腹いっぱいで食べれないんだ』と言って笑っていました。その後もメメちゃんはいつもの笑顔のままでした。
メメちゃんのお母さんおぼえてらっしゃいますか?その日の夕方、メメちゃんのお母様から電話がありました。
メメちゃんは自宅へついた途端、大泣きしたそうです。理由を聞いても答えてくれない。困り果てたお母様が、心配で私に電話をしてきたのです。終始、笑顔のままでメメちゃんは、お菓子をあげた女の子だけでなく私にさえも気を使っていたらしいのです。本当に心優しく素直な善意だと思います。
5.【くくり】新婦の人柄をふたたびアピール
メメちゃんの心は、その当時のまま真直ぐに成長して来ました。人の幸福を願い、人の良心を信じる、美しく、素直な心です。これからも本当に素敵な女性であり続けるに違いない方です。
6.【結びの言葉】
そのメメちゃんの未来には、たくさんのお幸せが恵まれなけばならないと思います。それを心からお祈りして、私のご挨拶を結ばさせていただきます。